20代 女性

最初にホストクラブに行ったのは大学2年生のとき、友人に誘われたことがきっかけです。昔からアイドルやバンドマンなどキラキラした世界が好きで、ホストクラブにも興味がありました。行ってみると想像をはるかに上回る楽しさがあり、すぐにハマりました。お気に入りのホストを見つけたため友達がいなくても一人で通いましたし、売り上げに貢献するために使う金額を増やしました。当時家庭教師のバイトをしていましたがそれだけでは足りないと思いキャバクラで働くようになり、1回で10万20万使うこともありました。ホストは優しいしお姫様扱いしてくれます。自分が特別だと思えるのでついお金を出してしまいました。大学の単位も心配でしたが、担当ホストがいつもLINEで連絡をくれるのでつい行ってしまうのです。夜の仕事終わりにホストクラブへ通う生活を続けていたら単位を落としてしまい全て親にバレました。かなり怒られましたが、この頃には売掛を利用して担当に借金をしていて、親が一括で返してくれたのでホッとしました。その代わりに大石クリニックで治療を受けるよう言われ、受診することとなりました。

今は実家に戻って担当のLINEもブロックし、ホストクラブには行っていません。正直、一晩で大金をドカンと使うあの快感は忘れられません。一方で、大石の治療プログラムで他の女性の話を聞いていると、自分はあの程度で済んでよかったとも思います。戻ってこれなくなるところでした。ホストに振り回されていたし、精神的に不安定にもなりました。あの頃の生活は今思うと怖いです。これからはもっと穏やかに大学生活を楽しみたいです。

本人が来たがらない場合

まずは対応を相談するためにご家族が受診してください。強迫的性行動症は家族とのコミュニケーション次第で問題行動は悪化も改善もします。本人との関係性が改善すれば治療に繋げる機会も増えるので今すぐご相談してください。