グループホーム(回復施設)

従来大石クリニックは通院を治療の中心においてきました。このために神奈川県と東京の一部の地域の患者様が治療の対象となっていました。しかしながら、依存症は特異な疾患であるために全国からの治療の依頼が多く、現在はこのような依頼に応じるためにいくつかのグループホーム(回復施設)を用意しています。

治療については、大石クリニックへの通院、デイケア及び自助グループへの参加、就労支援による就職など、身体的、精神的な回復、及び社会的な自立を目的としています。県外の方でなくても、家族関係の問題が大きく自宅生活では再発をくり返す方、両親から自立に苦労する利用者の方にも入所を勧めています。

※現在は就労支援を利用する方の入居が前提となっています。そのため、下記の住居費用以外にも就労支援の利用料が別途発生します(多い方で月4万程度)。

グループホームについて

グループホーム「わくわくハウス大石」は、アルコール、薬物、ギャンブル、ゲームなどの依存症の問題から回復を願う人たちが、落ち着いた雰囲気の中で規則正しい生活リズム(習慣)を取り戻していくために、共同生活を行う宿泊施設(回復施設)です。共同生活は一体感が生まれるために再発が減少します。一方で、集団生活が苦手なことから入所に不安を持たれる患者さんも少なくありません。このために入所者の部屋は全て個室になっています。それだけではなく、集団性の強いグループホーム、個別性の強いグループホームといくつかの異なったタイプのグループホームを用意しています。利用者さんの個性にあわせてグループホームを決めさせていただいております。ただし、年齢や病状、空き状況によっては対応できないこともあります。事前にお電話にてご相談ください。

快適なシティライフ

何か所かグループホームがありますが、どのグループホームも横浜市の中心にあり、快適なシティライフが約束されています。休日は山下公園、みなとみらいなど横浜を代表する場所も散歩できます。

充実の設備

シェアハウスタイプでは、お風呂とは別にシャワーブース、洗濯機・乾燥機ブースがあります。ワンルームタイプでも洗濯機・乾燥機ブースや各個室のミニキッチンとは別に、広々とした共有キッチンを利用できます。

食事

専属の管理栄養士が考えたメニューを提供しています。また、食事を楽しみの一つと捉え、日々の生活に彩りを添えられるよう、季節ごとの行事に応じたメニューをご用意しております。

完全個室

対人関係が苦手な人のためには部屋の中に個人玄関、専用の浴槽とトイレがあるワンルームマンションタイプ、一人がさびしいと感じる人のためには共用玄関、共用リビング、自室のみ個室というシェアハウスタイプをご用意しております。

サービス概要

日中は大石クリニックのデイケアやわくわくワーク大石に通所し、帰宅後は入浴や食事をしたりと一般の人と同様の生活を行います。食事を提供する時間帯以外はできるだけ気楽な生活を送れるようにしています。入居にあたっては生活上のルールなどを予め説明します。入居後は生活指導員が食事提供、服薬管理、起床支援をサポートします。それだけでなく、夜間には職員が駐在していますので生活や疾患のことを個別で相談される利用者さんも少なくありません。準24時間体制でサポートしています。

1、国の最高基準

国の指定である共同生活支援を受けたグループホームです。管理人の配置は4:1以上と国の最高基準であるだけでなく、365日夜勤の管理人を複数人配置しており、共同生活援助の中でも最も手厚い体制をしいています。

2、チーム支援

グループホーム単体ではなく、訪問看護による定期的な訪問を行います。単独のグループホームとは比較にならないほど手厚い管理体制が整っています。

3、費用面の負担が軽減

集団生活の苦手な利用者のために全個室となっています。また、これだけでなく横浜市の指定を受けているため、入所時までに横浜市に住民票がある人の場合には横浜市より家賃補助を受けることが可能であり、費用負担が軽減されます。

家賃
~52,000円

(下記別途費用もあわせると月60,000~80,000円)

食費
実費

1食300円で食事した回数分

水道光熱費
実費

電気・水道・ガスの使用分

日用品費
実費

自室や共用部で使用する生活消耗品など

修繕費積立金
任意

使用している居室の修繕時の費用積立

お申込みから利用開始まで

電話でご相談ください

入所希望の方は、大石クリニックに受診するか事前に電話でご相談ください。

入居の可否を行います

受診していただいた後に入居の可否を判断させていただきます。実際に見学に行くことも可能です。より病状が重い場合は入院等をお勧めする場合もあります。

受給者証の手続き

入居決定後は計画相談、障害支援区分の認定などのサービス利用計画を作成し、共同生活援助の福祉サービス受給者証の手続きを行います。

利用開始日(入居日)を設定

③の支給決定後、利用開始日(入居日)を設定し、利用契約を交わしサービス開始となります。

本人が来たがらない場合

まずは対応を相談するためにご家族が受診してください。依存症は家族とのコミュニケーション次第で問題行動は悪化も改善もします。本人との関係性が改善すれば治療に繋げる機会も増えるので今すぐご相談してください。