「あなたはストーカーです」と被害者や警察から言われ、否定する方もいるでしょう。しかし、いかに自分がストーカー行為ではないと思っていても、受け手側がそう捉えればそれまでなのです。これ以上関係性を続けたくないという受け手の意思表示です。これを無視してなおアプローチを続けてしまえば、加害者と被害者という関係性になってしまいます。とはいえ、納得のいかない気持ちをずっと持ったまま生活を続けるのはとても苦しいはずです。
被害者への怒りや恨みはときには落ち込み、絶望、悲しみ、さびしさとなって大きな感情の波となります。これに飲み込まれてしまうと、再びストーカー行為や不適切な対処行動(飲酒、暴言暴力、自傷など)をしてしまい、結果的に今よりも悪い状況に陥ります。被害者の心を繋ぎとめようと躍起になっても、その労力と時間に見合った結果は返ってきません。どんなに加害者の相手を支配したいという思いや執着心が強くても、他人の思考や行動は変えることができないのです。
しかし、自分を変えることはできます。自分の気持ちを楽にするには、他者を変えようとするのではなく、まず自分を変えることです。支配欲と執着心を手放し、新たな生き方を構築しましょう。
当院ではストーカー加害者用の専門治療として、診察の他に以下のプログラムを行っております。
加害者向け集団認知行動療法
毎週 木曜日 19:00~20:30
ストーカー加害者の方が参加しているプログラムです。5~10名近くの患者さまがいらっしゃいます。
新世代の認知行動療法とされるACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)に基づいて実施しています。思考や感情に振り回されることなく自分自身の価値を大切にした生活を築くための具体的なスキルを学びます。
同じ境遇の方が参加されているので共感できることがたくさんあります。一方で、他の人の話を聞くことで新しい考え方や価値観を知ることもできます。ぜひご参加ください。

当院は「ストーカー加害者の精神医学的治療等指定医」としての委嘱を受けた医療機関です
当院は、神奈川県警察よりストーカー加害者の「精神医学的治療等指定医」として委嘱を受けた専門のクリニックです。










































