1. トップページ>
  2. 弁護士の方々へ>
  3. 性犯罪の場合

性犯罪(痴漢)の判決

性嗜好障害(性依存症)の問題
  1. 平成26年〇月〇日宣告  裁判所書記官 〇〇〇〇〇
  2. 平成26年特(〇)第〇号
  3. 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反被告事件
  1. 主文
  2. 被告人を懲役6月に処する。
  1. 理由

(犯罪事実)
被告人は、常習として、正当な理由はなく、平成26年〇月〇日午後〇時11分頃から同日〇時14分頃までの間、東京都〇〇区〇〇〇5丁目〇番〇〇号〇〇〇電鉄株式会社〇〇駅から同区〇〇〇2丁目〇番〇〇号同社〇〇〇〇駅に至るまでの間を進行中の〇〇〇〇線電車内において、〇〇〇〇〇に対し、その臀部をスカートの上から右手で触るなどし、もって公共の乗物において、衣服その他身にかける物の上から人の身体に触れ、人を著しく羞恥させ、かつ、人に不安を覚えさせるような行為をしたものである。

(証拠の標目)
(括弧内の甲乙の番号は証拠等関係カードの検察官請求証拠の番号を示す)
・被告人の公判供述、検察官調書(乙2、3)
・〇〇〇〇〇の検察官調書(甲4)
・列車運行状況聴取結果報告書(甲2)被害者写真及び被害状況再現報告書(甲3)犯行状況再現報告書(甲5)
・現行犯人逮捕手続書(甲1)
・略式命令謄本(乙7、8)判決書謄本(乙9、10)

(法令の適用)
【罰条】
判定事実につき
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例8条8項、1項2号、5条1項1号
【刑種の選択】
懲役刑選択

(量刑の理由)
被告人は、電車内の痴漢行為により度重なる処罰を受け、平成24年〇月に保護観察付執行猶予の付された懲役刑の宣告を受けたにもかかわらず、執行猶予期間中に本件行為に及んだものであって、被告人のこの種事犯に対する常習性は著しい。弁護人は、被告人は性依存症であり、被告人の更生には治療こそが有益な手段であって、刑罰は逆効果であるとして、刑務所内での性犯罪治療プログラムの有効性についても疑問を投げかけているが、弁護人の主張を考慮しても、被告人の犯した行為に対する刑事事件を免れるものではない。本件の被告人の行為に対する処罰として、罰金刑では到底足りず、今回は相応の実刑を免れない。
もっとも、被告人は、被害者に対し150万円を支払って示談を成立させ、被害者は被告人を宥恕する意思を示していること、被告人が受診している医療機関の医師が出廷して、今後の治療の指針を示していること、被告人の家族や職場の上司がその身を案じて出廷していることなど、被告人に有利な事情もあるので、これらの事情を考慮して主文の刑期を決めた。

(検察官〇〇〇〇、同〇〇〇〇、私選弁護人〇〇〇〇〇(主任) 各出席)
(求刑 懲役8月)
平成26年〇月〇日
〇〇〇地方裁判所刑事第10部
裁判官 〇〇〇〇〇
これは謄本である。

診療時間

午前
9:30~11:00
午後
13:00~16:00
夜間
17:00~19:00※火・木のみ
休診日
日曜・祝日
受付時間
9:30 ~ 11:00
13:00 ~ 16:00
17:00 ~ 19:00